皇太子の訪韓で日韓関係が改善？

皇太子殿下は世界水フォーラムにご臨席するため、過去にメキシコとトルコ（第４回と第５回）へご訪問したことがあります。

そのため、第７回が韓国で開かれることについて韓国から招待状が届いていましたが、日本側は日程が合わない、警備面で万全を期すことが難しいとして断りました。

韓国はそれに対し、イ・ミョンバク元大統領が「天皇は訪韓のときに独立運動家に謝罪しろ」と言ったから断ったんだと考えています。

確かに、招待状は半年も前に出されていたはずなのに日程が合わなかったというのは不思議です。

また、韓国では報道内容を理由として、産経新聞のソウル支局長が出国禁止になっている事件もあります。

そして、セウォル号沈没事故の失態による支持率低下や、北朝鮮と戦時中であることをふまえても、韓国の政権は不安定な時期にあると言えます。

訪韓すれば、声が大きくなった韓国人たちに、独立運動家に謝罪するまで出国禁止と難癖をつけられることが目に見えていますね。

その結果、韓国をご訪問なさっても、一部の韓国人が望むように日韓関係が良くなることはなく、それどころか逆に悪化するかもしれません。

第一、国民にわざわざ心配を抱かせながら韓国へ行くことはできませんので、皇太子殿下のこの時期の訪韓はやはり無理と言えるでしょうね。